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教育力①-失敗を回避しない。失敗させて学ばせる

· プロジェクトリーダの話

人に失敗させないリーダーはポンコツ人材育成のプロフェッショナルだ。

多くの人がプロジェクトリーダーの仕事に、チームメンバーの失敗を回避することが含まれていると考えている。それでは、チームメンバーは成長しない。

大きな環境変化が起きた時に、チームメンバーはただ茫然とするだろう。

本当に強いリーダーは、チームメンバーを失敗させる。その時こそが教育する、成長させるチャンスだと知っているから。どんな失敗させるのかも計画に盛り込めたら、プロジェクトリーダーの教育力は完璧である。

 

人は通常は何かを与えても変化が乏しい。そのきっかけを与えるために失敗させるのだ。また、失敗させ、内省を促すためにも、事前に、失敗する落とし穴を教えておくことも大切です。そんなの教えて貰っていないと、聞いていないなど言い訳を言わせない為である。

 

ここまで準備万端にしたら、失敗しないのでは??と思うかもしれないけれど、不思議なことに、落とし穴を教えても、きれいに落ちていきます。いつも、落とし穴を教えた後に、でも、教えを無視して落ちるよ、絶対にと言っても落ちます。

 

人は他人の体験から学ぶことが出来る人はごく少数の人だけです。私も他人の体験から学ばないという失敗を繰り返して、やっと素直に学びに活かせるようになりました。

 

この理由は、自分のやり方がもっと良いに決まっている。もっと成果が出せるという自意識がでてくるのだと思います。しかも、やる前に言ってくれればいいのですが、助言もできるのですが。なぜか、失敗する人は黙って違うやり方をするんですね。自分もそうでしたし。

 

この気持ちは理解できるわけがないという、思い上がりなんだろうと自己分析しています。

 

いつも恥ずかしそうに、本当に落ちるんですね。とやってくるチームメンバーに、俺もいつも言う事聞かずに失敗したからと言うようにしています。

 

そして、いつまでもその気持ちを忘れないようにしています。

そして、成長したメンバー達はどんなピンチも自分の力で乗り越えられる。リーダーとしては頼もしくもあり、少し寂しい瞬間である。