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本質までたどり着かない努力

· 講師の日常

「君は本質が分かっていないから単位を落とすんだよ。

 

上っ面を舐めるような勉強していてはダメだよ。それは時間の浪費だ。時間が経てば忘れて身にならない勉強の仕方だ。」

 

大学生3年生で留年が決まった時の指導教官の言葉を思い出す。

 

この言葉はもっと早く言って欲しかったなと思った自分は甘っちょろい人間であったとは思う。

 

指導教官といいつつ指導されに自ら話に行かないと対応されないので、留年予備軍の若者たちが行くわけもない。さすが留年率4割は伊達ではない。そして、1留年の2留年率50%となかなかすごい状態である。

 

やっと指導されるのが留年が決まった時である。

 

振り返ってみると、この失敗をさせていくスタイルはある意味正解なのかもしれないと卒業してからは思うようになった。甘やかして救済するようでは自立した人間に成ること無く、大学を卒業してしまう。一定以上の成果を出せないと卒業出来ないことは社会にでて苦労しないように守ってくれているという見方もできるかもしれない。

 

こんな大学時代の思い出を振り返ったのはフリーランスで仕事をしていて感じることと重なったからである。

 

頑張ったからお金が貰えるわけではない。お客さんが納得してくれる価値を提供したからお金がいただくことができる。これは一例であるが本質のとらえ方である。

 

それ以外にも、物事の本質であったり、自分自身が向かっていく方向性であったりと、上辺だけで本質まで届いていないがために、迷走している気持ちを感じたりもしている。

 

常に本質にたどり着く努力をしなければならないし、上辺だけ舐めるような取り組みにならないように戒めを自分に問いかけている。

 

「浅瀬でチャプチャプして、海の全てを知ったような気になる人にはなるな」という言葉をくれたメンターの助言は自分の行動原理をよく示してくれていると思う。

 

本質にたどり着く努力はもうこれぐらいしようといつも自分が諦めた一歩先にあるんだと想い、いつも辞めたくなったときに、一歩を進むことを心がけている。

 

この文章を書きながら中学時代に駅伝の全国大会で区間賞をとった同級生から速く走るコツを聞いたことを思い出した。長距離は練習で走っていても苦しい、苦しくなったらスピードを落とすんでは無く、逆にスピードを上げて走るんだ。苦しい時にもっと苦しくなる練習をすると速くなるよと最高の笑顔の同級生。

 

私はもっと苦しくなるほど前に進まなければならない。そして最高の笑顔で苦しい時はもっと前に進むんだと伝えられる人になりたい。