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視点が増えると見える世界が変わる

· 講師の日常

子供が生まれてから、見える世界が変わったと妻が言った。こんなに色んな種類の電車が走っている事を気にしていなかったし、エレベーターが真ん中で開くか、片側から開くかなど気にもしていなかった。

 

私も休日の電車でお父さんが子供を抱っこひもで連れている姿が目に入るようになったし、公園で他の両親が子供にどんな風に声をかけているのかも気になるようになった。

 

今までと同じなのに、子供の視点が増えたことで見える世界が変わってきた。

 

今更当たり前のことを言うなあと思うかもしれない。この当たり前が会社等の組織に置き換えると意外に反映されていないかもしれない。

 

例えばスポーツジムで働いている人は、スポーツがめちゃくちゃ好きな人だろう。だけれど、スポーツがめちゃくちゃ好きな人は世の中の数パーセントの人だと思う。

 

スポーツ好きの良いと思うジム作りでは、もっと大きなターゲットをお客にすることは難しいかもしれない。あまりスポーツが好きでは無い人を会社に入社させる事で新しい発見があるかもしれない。

 

スポーツジムの話で例をだしたが、自動車メーカーで働いている友達が、働いている人がみんな車好きではないという話も聞いたことがある。あまりに車が好きすぎる人は逆にあまり取り過ぎないようにしている。考え方が一般の人から離れていってしまうのを警戒しているようである。

 

もし、自分の仕事が好き過ぎる人は、ヒントが欲しい時は、自社の商品に興味がなさそうな人の話を聞いてみることも参考になるのかもしれない。